お肉や食品添加物は本当に健康に良くないのか…。ネット上の記事のタイトルは信用できない。
こんばんは、記事の題名にパラドックスを抱えた筆者です。
この記事の題名は信用できるかできないか?!ぜひ読んで、判断していただければと思います。

いきなりの飯テロ!ふははははは!…ではなく!
みなさんは、ソーセージは好きですか?
私は、好きです。
特に、オクトーバーフェスト(ドイツビールのお祭り)でおつまみとして売られているものが、とーっても美味しくて好きです。
香辛料が効いています。
ビールはそんなに好きじゃないのですが、このオクトーバーフェストのビールとソーセージは、ついつい食べちゃいます。
しかし、最近、WHOがソーセージやハムなどの加工肉に発がん性があるという発表をしましたね。
もうかなり時間が経ってはいますが、このニュースによってなんとなーく加工肉を食べる頻度を減らした人もいるのではないでしょうか。
食べ物に関わるニュースは、ほとんどの人が関係のある内容ですから、気になってしまいます。
実は、私自身、自炊で加工肉はほとんど使いません。
だってお高いんですもん。(健康関係ない。)
鶏もも肉、鶏むね肉、豚こま切れ。我が家の食卓に並ぶ肉はだいたいこのなかのどれかです。
WHOの発表に関して、ネット上にはたくさんの情報が飛び交っています。
「やっぱり加工肉は身体に悪い!」とか「食品添加物は良くない!」とか、「そもそも肉は大腸がんを引き起こす!」「野菜を食べれば大丈夫!」「パンはダメ!」「小麦は駄目!」「日本人は大丈夫!」「そんなこと言ってたら何も食べられない!」etcetc…!
不安になって情報を探している側からしたら
えええええい!どれを信じればいいんじゃー!!
…と発狂してしまいそうです。
結論から言いましょう。
どれも信じなくていいです。
心配しなくても、よほど極端な食生活をしていなければ、生きるべき時間だけ生き、死ぬべきときに死ぬのです。
"よほど極端"が何を指すかと言うと、3食ソーセージを食べているとか、そういう状況です。
毎日イチゴ食べ放題だけで済ませてる、とかも良くないでしょう。
極端ついでに極端なことを言うと、
どんな食べ物だって食べ過ぎれば毒になります。
水を飲みすぎると水中毒になりますし、野菜だって食べ過ぎると消化不良の元となります。これは事実です。
栄養士さんなど専門家の管理の元、目的があって食事を制限している場合は別ですが、そうでない場合は「バランス良く」が原則でしょう。(糖質禁止とか炭水化物禁止とかは駄目ではないかもしれませんが、一般人がやるにはコスパが悪いです)
なぜそう言い切れるのか?と言いますと、食品に限らず、次のような情報ってたくさんありますよね。
「**を食べると**病になる確率が**%上がる」とか、
「**をする人は**しない人よりも**年長生きする」とか。
これ、どうやって調べているんでしょう?
その方法は、対象が人間である限り、アンケートや追跡調査となります。
(対象がネズミとかの場合はまた別です)
アンケート、は分かりやすいですね。答えたことがある人もたくさんいると思います。
大学病院などの研究機関でやっているのだと想像されますが
患者さんにこれまでの生活について聞き取り調査などをするものです。
追跡調査は、患者さんのその後の健康状態や生死を何年もに渡って確認していくものです。
(具体的な方法は謎です。もちろん許可はとっているのだと思います。)
さて、科学の実験の原則として、次のようなものがあります。
「調査の対象とする項目以外の条件は、全て同じにすること」です。
例えば、
ケーキCは砂糖10g、バター5g、卵1個を使っています。
ケーキDは砂糖20g、バター30g、卵1個を使っています。
食べてみたらケーキDのほうが美味しかったです。
→「ケーキは砂糖を多く使ったほうが美味しい!」と言えるでしょうか。
言えませんね。
バターのおかげかもしれないし、作った人の違いかもしれないし、焼き時間が違うかもしれません。
砂糖の量だけを変えて、他の条件をぜーーーんぶ同じにして比べたときに、初めて
「このケーキは砂糖を多く/少なく使ったほうが美味しい!」と言えるのです。
(現実的には、**g使うと一番美味しい!という最適値に落ち着くのでしょうが。)
そして、アンケートや追跡調査の結果から得られて、ネット上の記事の最初のほうに書かれている情報
「**を食べると**病になる確率が**%上がる」とか、
「**をする人は**しない人よりも**年長生きする」とか。
は、上記のような厳密な比較・測定結果に基づいたものかというと、違います。
調査対象が人間なので、食べ物以外の条件をすべて同じにすることなんて不可能です。
**する人と**しない人は、他にもたくさんの違いを持っています。
睡眠時間、お風呂の温度、食べ物、運動するかどうか、ゲームをするかどうか、パソコンの利用時間、家庭環境…
これらの「健康に関係ありそうなこと」を、1つを除いて全て同じにできるでしょうか。いえ、できません。
かといって、
「**を食べると**病になる確率が**%上がる」とか、
「**をする人は**しない人よりも**年長生きする」とか。
の調査結果は、ウソではありません。
「こういう人たち○○人に、聞き取り調査をした結果、**を食べる人は**を食べない人よりも**病であった人が**%多かった」という事実は、確かに存在するのです。
でも、前半をザックリ切ってしまって、後半をちょっとだけ加工すると、
「**を食べると**病になる確率が**%上がる」
「**を食べ続けると**病になる!」
なーんてインパクトのある表現になってしまうのですね。
アンケートの方法よりも、そのインパクトのある題名を見るほうが先ですから、どうしてもそればかり印象に残ってしまいます。
それどころか、題名を見て「そうなの?!」と衝撃を受けた後で、「こういう人たち○○人に、聞き取り調査をした結果、**を食べる人は**を食べない人よりも**病であった人が**%多かった」なあんて説明を見ても「そういうデータがあるなら、確かにそうなんだな…!」と、ますます信じてしまうんです。
試験対象となった人たちが、その食品のほかに何を食べているか分かりますか?
「その食品」が「インスタントラーメン」である場合、
「インスタントラーメン」をよく食べる人は、「夜更かしの頻度が高い人」でもあるかもしれませんね。
一人暮らしの人も多いかもしれませんね。ラーメンの他にも塩分が濃い食べ物が好きで、よく食べているかもしれません。
「インスタントラーメン」に直接の関係があるとどうして言い切れるのでしょうか。
食事についてネットをで調べると、ありとあらゆる情報がでてきます。
ネット上にない情報を考え付くほうが難しいのでは、と思ってしまうくらいです。
遺伝子検査だって正確じゃないのに、食べ物ひとつで病気の傾向が大きく変わるとは思えません。
ただ、食べ物は毎日の積み重ねですから、ある程度は気を付けるに越したことはないですね。
「これはダメ!」なんてことはないと思います。
あなたが好きなものを食べて幸せな毎日を送れますよう。